囚われのパルマの記録

携帯ゲーム「囚われのパルマ」の感想を記録しています。

⑩パルマ/ハルト編 エピローグ3「スーパーハイスペックハルト」

ED1,ED2は割と真面目にやっていたのですが、ED3については最後見る為だけというか、本当に作業的に操作して迎えました。前回も書きましたがED3はアナザーストーリー的と言うか、ハルトくんのスーパーハイスペックな面が爆発したエンディングという感じでした。
 
以前どこかの章で書きましたが、ハルトくんはめっちゃ優しいグレートマザー的な一面と、超絶に賢いスーパーハイスペックな一面がある訳ですね。ED1とかED2は自己犠牲精神全開で、どちらかというとグレートマザー的な面が強く出ていた訳です。それに対してED3はスーパーハイスペック面が強く出ているという印象でした。
 
まず記憶を失っていないというね。もうそこから他のエンディングと全然違うよね。しかもそれが意図的というか、ハルトくんの意志で選択している訳だから、ハルトくん本人に対する印象もだいぶ変わるよね。もちろん主人公のことを思っての行動だけど、主人公を忘れて生きていこうって決めたわけだから、他のエンディングの彼と比べるとだいぶ人として強めだよね。なんていうのかな、ED3のハルトくんはすごい人っぽいんだよね。ED1とか2のハルトくんてなんか聖人みたいだけど、ED3の彼は人間らしい感じがするんだよね。
主人公のこと忘れようと思ってるのに、思い出の場所に来ちゃう詰めの甘さとか。社会的な成功も追い求める感じとか。なんかすごい人間的っていうか、浮世離れしてない地に足の着いた感じというか。結構冷静な選択肢を選ぶとED3だったような気がするので、そういう側面があるのかも知れないですね。一番きちんと生きていけそうな気がしました。このバージョンのハルトくんなら、過去のことも乗り越えられそうな気がなんとなくするよ。
 
個人的な好みだけで言うと、ED3は主人公がすごい添え物っぽい感じなのがちと気にはなりました。このバージョンのハルトくんすごいしっかりしてるからさ、自分の人生はガンガン自分で切り開いていく感じじゃないですか。だからなんか、パートナーが主人公である必要も特に無いのでは、と思ってしまったというか。むしろ同じ研究者の人がパートナーの方が良いのでは、とかね。まぁでもここら辺は本当に好みの問題なのでしょうね。まぁ何はともあれ、全バージョンのエンディングを見られて私は満足です。とにかくハルトくんと主人公が幸せに生きてくれれば良いよ。
 
やっぱりね、ハルトくんは初代というだけあって、なんて言うんですかね、本当に万人に受けるキャラクターというか、無色透明って感じの人だったなぁとしみじみ思います。優しくて、賢い。言葉にすると簡単だけど、現実には絶対にいないんですよね。こういう人をどれだけ多くの人がリアルな人間関係の中で渇望して、そして出会えずに失望していくんだろうと思います。現実と折り合いをつけていくっていうのは難しいものですね。
 
次回にハルト編の総括をして終わりたいと思います。ハルトくんについてはもうだいぶ話したし、ゲームシステムとか、AIと恋愛について書いていこうかなと思います。