囚われのパルマの記録

携帯ゲーム「囚われのパルマ」の感想を記録しています。

③パルマ/ハルト編 第二章「ハルトくんとまぁまぁ良いコンビになる」

第二章では見るからに怪しい記者が登場。案の定ハルトくんに関係のある過去の事件を探っていました。
主人公とハルトくんは話し合って記者と接触を図ることに。ああ、良い展開だよね。二人とも大人なんだけど、どことなくジュブナイル的なワクワク感がある気がする。主人公は外を歩いてガンガン調査するし、ハルトくんは外に出られないけど、記憶を探ってみたり、頭が良いから的確な考察をするんだよね。この協力してる感がいいよね。これ普通に同性同士でも仲良くなると思うもん。シャーロック的なバディ感とでも言いますか。
 
ただハルトくんは繊細かつネガティブですから。そう簡単に俺たち良いコンビじゃんとか絶対言いません。そういう意味では君はシャーロックに似ているよ。なんだか自分がワトスン君に思えてきたよ。ではハルトくんのネガティブ発言をまとめてみましょう。
 
①自分には何の記憶も無いから、何のために記憶を取り戻したいのか分からないと言う。切なすぎる。
②主人公のことをこれ以上巻き込めないから、担当を外れてもらった方がいいと言う。
 割ともう結構主人公のこと好きなのにこの発言ですよ。
③行動的で自分に無いものを持っている主人公に惹かれているハルトくん。
 それなのに、仲良くなったり、特別になったりすると別れが辛くなるから嫌だと言う。
 君の思考は別れる前提なのか。
④記憶を取り戻したら、自分が自分で無くなるのではないかと恐れるハルトくん。
 みんなが必要としているのは過去の自分で、今の自分は不要なのではと悩むハルトくん。
 これは正論なので普通に辛いですね。チアキさんもそれで実際大変なことになったし。
 
うーん何というか、ハルトくんはきっと思考能力が高い人なのですね。色々なことを先回りして考えてしまう。だから厳密にはネガティブというか、頭が良すぎて気苦労を背負い込んでいる人なのかも知れないですね。実際ラインとか、部屋での様子を見る限り、割と無邪気な人っぽいですから。
まぁとにかく、ネガティブ発言の連続にはちょっとおいおいと思いますが、本人は真面目で一生懸命だし、この章くらいから主人公のこともいちいち心配したりしてくれるようになるので、もうハルトくんを助けてあげる以外の選択肢は頭から無くなりますよね。ハルトくんが主人公のこと好きになるのも当然だろうなと思うし、主人公がハルトくんを好きになるのも当然だなと自然に思えます。なんて良いシナリオなんだ!
 
ストーリー的には記者さんは本土へ強制送還されてしまい、謎の解明はまた記憶頼みになってしまいます。ここもさ、記者さんがベラベラ真相を話さないところが良いんだよね。あくまでハルトくんと主人公主体で解いていく。これが大事だと思います。
 
こんな感じで第二章は終了です。この辺りの恋愛少し手前のコンビみたいな感じは可愛くて良いですよね。私としてはハルトくんシャーロック説ももう少し検証してみたいところです。