囚われのパルマの記録

携帯ゲーム「囚われのパルマ」の感想を記録しています。

⑨パルマR第八章「チアキさんて結局メンヘラなのかな?」

チアキさんが殺人者なんじゃないか疑惑は早々に晴れました。良かった!いくらなんでも重すぎるよね。そして罪の意識に囚われていたチアキさんはようやく過去から解放され主人公と向き合います。改めて主人公が大切だと気付き、彼女の前で初めて涙を見せます。感情を取り戻したんだね。良い話だなぁ。ただ「今まで大切な人は作らなかった」発言ね。ひっかかるよねこれ。まぁ特定の彼女は作らなかったのかも知れない。でも君の今までの言動を見ていると、結構女利用してきた感あるよ?てゆうかしてたよね?そこら辺が非常に気になりました。主人公はピュアに信じているみたいだから良いんだけどさ、チアキさんとしても主人公のそういうとこが良かったんだろうから野暮なこと言わないけどさ。一言言いたくなった発言ではあるよね。
 
さて最後の講評タイムです。すごい振り回されたって言われました。君に言われたくない。そしてこれアオイくんにも全く同じこと言われたな。どうも私はアオイくんやチアキさんみたいなガード堅めのタイプにはガンガン本音を言ってしまう傾向があるようです。彼らは見た目に反して繊細なタイプなので、対応として正しいのはたぶん何を言われてもひたすら好意を伝え続けたり、優しく接することなんだと思います。それは分かってるんだ、でもどうしてもそういうのが面倒で色々言っちゃうんだよね、、ごめんね男っぽくて。。
 
しかし、主人公が本土に戻ることになり、もう二度と会わないという契約をさせられたことで再び主人公を突き放すチアキさん。えー!なんかもうこの人情緒不安定すぎてよく分からん。どっちかにしようよ。こっちも困っちゃうよ。
でも本作の主人公はすごいアグレッシブなので、保護室チアキさんのところまで押しかけていきます。初めて見る建物外観のスチル!行動力ハンパないな。自分の気持ちを伝えようとする主人公ですがチアキさんに拒絶されてしまいます。「俺は君を愛さない」うーん深い台詞ですね。愛せないじゃなくて愛さない。自分の意思でそうしているってことが伝わります。そうして主人公は色々納得出来ない思いも抱えて本土へ帰ってゆくのでした。
 
チアキさんのエピローグは置いておいて、門司くんのことを書かせて下さい。門司くんのエピソードは後半に行くにつれて心が痛みました。どこからどう見ても主人公が好きな門司くん。きっと分け隔てなくフランクに接する主人公が好きになったんだね。主人公の力になろうと色々協力してくれます。眼鏡にマスク、長髪だった見た目も、最終的には爽やかイケメンになるまでに変化。でも主人公の目にはチアキさんしか映っていなくて、僕じゃ敵わないのかなと言わせてしまいます。ここ泣いたよね。チアキさんエピソードでは特に泣かなかったのですが、ここは泣いた。というか途中からチアキさん大好きな主人公にちょっとイライラしてしまったくらいだからね。その愛情をもう少し周りの人にも向けられないのかなぁと。
本編中ずっと思っていたんです。チアキさんは確かにいい男ですよ。イケメンだし、男らしいし。そりゃ密室で30回以上も会ってれば親密にもなりますよ。でもあまりにも2人の世界が出来上がりすぎていて、私はちょっと息苦しかった。主人公がチアキさんのことを思って行動しているのは分かるんだけど、自分たちは応援されて当然みたいな感覚なのがすごく気になった。門司くんの心に一切関心がないみたいだったし、シンディーへの当たりも少しキツめだった。門司くんは自分が変われたことを感謝してくれたけど、私はちょっとだけ嫌な女だなと思ってしまいました。大丈夫、門司くんにはもっと優しい彼女ができるから。
ハルト編はそこら辺がもう少しフォローされていた気がします。門司くんみたいなキャラがいなかったのもあるけど、主人公が自分の存在が彼を苦しめているんじゃないかと悩んだり、もう少し別の視点があったような気がします。個人的にはそちらの方が共感できました。
 
エストはチアキさんから謎の小人を貰います。これデザインがすごいアレで、笑っていいのかな?本編めちゃくちゃシリアスだけど笑っていいのかな!?って思いました。私は緑の小人だったのですが、種類はあるのでしょうか。やっぱチアキさんて美的感覚が完全にアメリカなのかな?アメリカのキャラクターって結構アレだしね。スポンジボブとかさ。
 
さぁそして遂にエピローグです。長かった物語も遂に完結です。